国民民主党は都内で党大会を開いた。来年度の活動方針で、「年収103万円の壁」の引き上げやガソリン代、電気代の値下げなどを挙げ、手取りを増やすための政策の実現に全力で取り組むと強調した。そのうえで政策本位で協力できる政党とは与野党を問わず連携していく姿勢を改めて示した。また今年夏の参議院選挙では改選数が2人以上の複数区だけでなく、1人区でもできるかぎり候補者の擁立を図る方針を盛り込んだ。国民民主党・古川代表代行は「国民民主党が大きくなれば、暮らしが良くなる、日本が良くなる。政策を訴え、(参院選で)必ず勝利をつかもう」と述べた。「年収103万円の壁」の引き上げをめぐっては、自民党、公明党との協議が続けられる見通しだが、古川代表代行は党大会で「安易に妥協するつもりはない」と述べ、与党側に178万円を目指した引き上げを強く求める姿勢を示した。