年金改革関連法案をめぐっては与党側は立憲民主党の主張する「基礎年金の底上げ」措置を盛り込んだ修正を大筋で受け入れた。基礎年金の底上げは元々の政府案にも盛り込まれていた内容だが、代わりに厚生年金の給付水準が一時的に下がる可能性が指摘されていた。このため自民党内から夏の参議院選挙を前に、年金受給者の不利益となる内容は受け入れられないといった意見が出て政府与党が削除したが、立憲側が必要性を主張して復活に向け自公立3党が協議してきた。3党は今週中にも党首会談を開き正式に合意を目指す。正式に合意すれば年金改革関連法案はこの国会で成立する見通し。