レギュラーガソリン価格は172円20銭と前週よりも2円以上値下がりしている。野党からはガソリン税の暫定税率を7月1日から廃止する法案が提出されている。ガソリン税は現在53.8円となっていて、うち25.1円は暫定上乗せ分となっているが、暫定税率を廃止すればガソリン価格は約15円値下がりする見込み。一方で経由は地方財政への影響を考慮して見送るとしている。対する自民党は去年12月に公明・国民民主と共に暫定税率を廃止すると決定したものの時期は明記されていなかった。また、暫定税率廃止には約1兆円の財源が必要となるだけでなく、ガソリンの買い控えは流通現場に混乱を及ぼすとして与党側は慎重な立場となっている。その中で野党7党はこの法案を提出することとなった。衆院は野党が多数であり、残る野党が賛成すれば可決となるものの、与党側は与党が多数の参議院で対立する見込み。立憲民主・野田佳彦代表は参院選前の踏み絵になると言及している。また、暫定税率は暫定という名前がついているが50年以上存在する物となっている。