来月4日に投開票が行われる自民党総裁選挙。番組では「ひと目で分かる政策比較」と題し、5人の候補の主張を整理してお伝えする。自民党が衆議院・参議院で過半数を割る中、協力が不可欠な野党との連携について。野党との連携では連立の拡大、政策ごとの連携などの考え方がある。高市氏・茂木氏・小泉氏は連率拡大に前向き。連立を組むメリットとしては、一度連立を組めば国会で過半数となるため、基本的にすべての法案に賛成が得られ政権運営が安定する。デメリットは元野党のため、政策や選挙区の調整が必要で交渉の難易度が高いという点。高市氏は総裁選後に行われる総理大臣指名選挙までに野党との連立政権を整えたい考え。茂木氏は連立拡大を明言しており、交渉相手に日本維新の会と国民民主党を挙げている。小泉氏は連立拡大に向け具体的なスケジュールや相手は名言していないが、「政策・理念が一致すればその先が見えてくる」と前向きな姿勢。野党との政策ごとの連携を重視しているのが林氏・小林氏。メリットとしては政策ごとの交渉のため、連立拡大に比べ交渉の難易度が低い点。デメリットとしては交渉が決裂した場合に政権運営がつまずくリスクを抱えている点。林氏・小林氏は「連立拡大の可能性も模索する」としながらも、まずは政策ごとの連携を進めていきたい考え。高市氏は連立を組む相手を明言していないが、政策面で減税を重視しているため国民民主と一致。また、外国人政策に関しては参政党と重なる部分がある。小泉氏は維新と関係が深いとされている。林氏は官房長官として国家運営に当たる中、野党との関係を気づいてきた。特に維新については「政策がほぼ一致している」と話している。小林氏は特定の政党を挙げていない。