7月29日月曜日。原発を運転すれば増え続ける使用済みの核燃料。各地の原発で保管場所が課題となる中、青森県の宮下知事がむつ市に建設中の中間貯蔵施設への搬入を認める考えを表明。まず、新潟県の柏崎刈羽原発の使用済み核燃料を96トン搬入する計画。再稼働を目指している柏崎刈羽原発では使用済み核燃料を敷地内で保管できるスペースに十分な余裕がなく、再稼働のためこれを減らすよう求められている。原発の敷地外で使用済み核燃料を保管すれば、日本国内では初めてのこと。中間貯蔵施設で保管する使用済み核燃料は最終的に六ヶ所の再処理工場に送る計画だが、工場の完成は27年にわたり延期が繰り返されていて再処理のメドは立っていない。