アメリカ大統領選挙に向けた共和党の候補者選びで、トランプ前大統領の対抗馬だったヘイリー元国連大使が選挙戦からの撤退を表明した。スーパーチューズデーでは投票が行われた15州のうち、14州でトランプ氏の勝利が確実となりヘイリー氏は制したのは1州となっていた。ヘイリー氏は共和党の指名獲得が確実となったトランプ氏を祝福した一方、トランプ氏を支持しなかった人の票はトランプ氏自身にかかっていると発言。トランプ氏への支持は表明しなかった。米メディアは「ヘイリー氏によってトランプ氏の弱点が穏健派や郊外の有権者だと浮き彫りになった」などと報じている。ヘイリー氏の撤退により、トランプ氏は「我が国史上最大の活動に参加するよう呼びかけたい」と自身のSNSに投稿。ヘイリー氏の支持者らの取り込みに意欲を示した。