辞職か解散か、いよいよあす議会が始まり山場を迎える斎藤知事は何を思うのか。あす全会一致で可決が見込まれる不信任決議案。その原案では「県性は混乱を極め、156年の歴史を誇る我が雄県兵庫は危機的状況に直面している」などと記されている。続投の意思を示している斎藤知事は、不信任案が可決された場合、10日以内に県議会を解散するか辞職・失職を選択することとなる。質問は「決断のタイミング」にも及び、「そこはまだ決まっていない。不信任決議案が提出・可決されてから考える」と答えた。きのう斎藤知事は「知事は孤独」「不安」という言葉で苦しい胸の内を吐露した。瀬戸際に立たされている斎藤知事はきょう異例の対応をとった。ほぼ毎週行われている定例の会見をあすの準備のため中止とした。さらに通常、登庁した際に記者からの質問に答える「ぶら下がり取材」も中止となった。斎藤知事の本心はどこにあるのか。県知事選の際、斎藤知事を応援したという自民党・中田慎也兵庫県議は、今回の騒動の中、問題について斎藤知事と話したそうで「知事という職を続けていく意思を電話口でも示されていた。知事が答えている内容は自分の本心というより、弁護士を含めた色んな方々から助言を頂いて、法的に問題のないような発言を意図的にされていると感じる」と話す。中田県議は斎藤知事が人と会うのを控えていると他の人から聞いたという。維新の会・門隆志兵庫県議は「道半ばで自分に対して悔しいと漏らしていた。一方的に『こうした方がいいのでは』という（メッセージを）送っている」と話す。また、自身の秘書が3日前の日曜日に斎藤知事に会ったという維新の会・中村大輔県議は「知事に『頑張って』と声を掛ける人が多かった。爽やかな、晴れやかな表情だったそうです。私は辞職すると信じている」などと話す。
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