NHK神戸・上田泰成記者が解説:今後の県政運営の課題は?という問いに「再選を果たしたとはいえ、現時点では、県政の混乱が直ちに収まるのか見通せない。斎藤前知事はあす早速2期目のスタートを切る。来週25日には県議会の百条委員会が、改めて斎藤前知事に証人尋問を行うことになったほか、斎藤前知事は来月予定されている定例県議会で各会派の代表質問などに臨むことになる。今後、不信任を議決した県議会や県の職員とどのように信頼関係を構築していくのか。県政の安定に向けては当面、予断を許さない状況が続くことになりそう」。誤った情報も含まれるSNSだが、今や選挙戦に大きな影響を与えるものになっているといえる。夏の東京都知事選挙や先の衆議院選挙でも、SNSを通じて得票を伸ばした候補や政党がある。斎藤前知事はSNSも通じて多くの支持を得たが、次は早期に県政の混乱を収め、政策を前に進めるなど県民の負託に応えることが求められることになる。