兵庫県・斎藤元彦知事が再選後初の議会に臨んだ。一度は不信任を突きつけた県議を前に所信表明で「これまでの県政の歩みは決して間違いではなかった。ハラスメントのない組織風土づくりに取り組む」などと語った斎藤知事。文書問題では新たに公選法で告訴された中で迎えた兵庫県議会。斎藤県政への協力姿勢を示した議会側に、時折リラックスした表情を見せていた斎藤知事は所信表明の冒頭では「おごりや慢心があったかも」と自身の県政運営への反省を口にし、対話と謙虚な姿勢で県政に臨むとした。県職員の約4割が斎藤知事のパワハラを見聞きしたというアンケート結果を踏まえてか「公益通報窓口の外部化や物品受領の厳格なルール作りを」との決意も。こうした中、パワハラなどの疑惑を告発した元県民局長が管理していたとみられる私的なデータなどをNHK党・立花氏がネット上に公開。そのデータが本物か定かではないが、斎藤知事は「第三者機関の中で事実関係をきちんと確認し対応していく」と繰り返している。