瀬戸内海にある無人島、松島。ここで今月33人の小中学生がサバイバル生活を行った。NPO団体が毎年主催しているものだが、持ち込む食料は米、水、味噌などの調味料、卵を生む鶏だけ。そんな子どもたちはどんな経験をしたのか。
瀬戸内海にある無人島、松島。ここで今月33人の小中学生がサバイバル生活を行った。NPO団体が毎年主催しているものだが、持ち込む食料は米、水、味噌などの調味料、卵を生む鶏だけ。そんな子どもたちはどんな経験をしたのか。この無人島サバイバルの特徴はスケジュールが決まっていないこと、子どもたちは6つの班に分かれ、1日の過ごし方を話し合う。そして、海で魚をとり、自分たちで朝昼晩の食事を作る。この体験学習の責任者山崎清治さん。何もない環境こそが今の子供には大切だという。初日から順調な子どもたちが、多い中、ちょっと気になる班があった。それは6班。中学2年生から小学3年生の6人チーム、サポート役として、大学生の芝原さんと高校生の荒瀬千百合さんがいる。このチームは揉め事ばかり。自分のやりたいことばかり主張し、面倒な薪拾いを押し付けあっていた。3日目、無人島に台風が接近。子どもたちは雨や風の影響が少ない林の中で過ごしていた。6班の友國さん。台風の不安からホームシックになってしまった。一方、6班の別のメンバー同士で喧嘩が勃発。6班は揉め事ばかりで空中分解寸前、でも山崎さんは別の見方をしていた。これを乗り越えないと来た意味がないと思うとコメント。無人島生活も半ばになると、わずかな食料以外何も持ってきていない子どもたちだが、拾ったボールでゴルフをはじめたり、ご飯をこねてみたらし団子を作るなど、アイデアを出し合って楽しみ始めていた。
6日目。ある問題が起きた。この島ではトイレ使用後に水をくんでおかないといけない。しかし、それをやっていない人が何人もいた。そこで山崎さんはゼロオーシャンを宣言。オーシャンとは島で使えるポイントのこと。薪拾いやトイレ掃除、魚釣りなどで獲得できる。そして、たまったら水や卵と交換可能。そのポイントが全員ゼロになった。これでピンチに陥ったのは揉め事ばかりだった6班。水が底をつく寸前。いそいでポイントを稼がなければならない。そこで考えたのは海と陸でチームを分け、同時にポイントを稼ぐ作戦。薪拾いは、確実にポイントを稼げると分かった陸チーム。1時間で20ポイント分の薪を集めた。さらに海チームは中学2年生の辻さんが大きなタコをつるなど5ポイントゲットと健闘。そのあとに行われたチーム対抗の棒引でも20ポイントをゲット。ポイントで無事水を手に入れ、豪華なタコの刺し身とタコ飯を食べることができた6班。一気にチームワークが強まった。
7日目。この日は大事な話し合いの日。連れてきた鶏を食べるのか、そのまま連れて帰るのか、みんなで決める。途中、班に分かれて意見を出し合う。子どもたち、相手の意見をしっかり聞いて自分の考えを伝えることができるようになっていた。約8時間の話し合いの結果、食べることに。33人の子どもたち7泊8日の無人島生活が終わった。スタジオ出演者らは「ホームシックで泣いていた子も表情が変わって。かけがえのないひと夏の思い出になったかもしれない」などコメント。
瀬戸内海にある無人島、松島。ここで今月33人の小中学生がサバイバル生活を行った。NPO団体が毎年主催しているものだが、持ち込む食料は米、水、味噌などの調味料、卵を生む鶏だけ。そんな子どもたちはどんな経験をしたのか。この無人島サバイバルの特徴はスケジュールが決まっていないこと、子どもたちは6つの班に分かれ、1日の過ごし方を話し合う。そして、海で魚をとり、自分たちで朝昼晩の食事を作る。この体験学習の責任者山崎清治さん。何もない環境こそが今の子供には大切だという。初日から順調な子どもたちが、多い中、ちょっと気になる班があった。それは6班。中学2年生から小学3年生の6人チーム、サポート役として、大学生の芝原さんと高校生の荒瀬千百合さんがいる。このチームは揉め事ばかり。自分のやりたいことばかり主張し、面倒な薪拾いを押し付けあっていた。3日目、無人島に台風が接近。子どもたちは雨や風の影響が少ない林の中で過ごしていた。6班の友國さん。台風の不安からホームシックになってしまった。一方、6班の別のメンバー同士で喧嘩が勃発。6班は揉め事ばかりで空中分解寸前、でも山崎さんは別の見方をしていた。これを乗り越えないと来た意味がないと思うとコメント。無人島生活も半ばになると、わずかな食料以外何も持ってきていない子どもたちだが、拾ったボールでゴルフをはじめたり、ご飯をこねてみたらし団子を作るなど、アイデアを出し合って楽しみ始めていた。
6日目。ある問題が起きた。この島ではトイレ使用後に水をくんでおかないといけない。しかし、それをやっていない人が何人もいた。そこで山崎さんはゼロオーシャンを宣言。オーシャンとは島で使えるポイントのこと。薪拾いやトイレ掃除、魚釣りなどで獲得できる。そして、たまったら水や卵と交換可能。そのポイントが全員ゼロになった。これでピンチに陥ったのは揉め事ばかりだった6班。水が底をつく寸前。いそいでポイントを稼がなければならない。そこで考えたのは海と陸でチームを分け、同時にポイントを稼ぐ作戦。薪拾いは、確実にポイントを稼げると分かった陸チーム。1時間で20ポイント分の薪を集めた。さらに海チームは中学2年生の辻さんが大きなタコをつるなど5ポイントゲットと健闘。そのあとに行われたチーム対抗の棒引でも20ポイントをゲット。ポイントで無事水を手に入れ、豪華なタコの刺し身とタコ飯を食べることができた6班。一気にチームワークが強まった。
7日目。この日は大事な話し合いの日。連れてきた鶏を食べるのか、そのまま連れて帰るのか、みんなで決める。途中、班に分かれて意見を出し合う。子どもたち、相手の意見をしっかり聞いて自分の考えを伝えることができるようになっていた。約8時間の話し合いの結果、食べることに。33人の子どもたち7泊8日の無人島生活が終わった。スタジオ出演者らは「ホームシックで泣いていた子も表情が変わって。かけがえのないひと夏の思い出になったかもしれない」などコメント。