兵庫県・斎藤知事を巡るパワハラの疑い。斎藤知事は「トップとして不適切な行為をしたことが一部あった。おわびしたい」と述べた。斎藤知事のパワハラの疑いを巡り、すべての県庁職員を対象に行われたアンケートで、新たに約2000人分の集計がまとまり、その内容が判明。知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、約5割に当たる1052人。自由記述欄には「会議が開かれたホテルで急きょ、夕食をとりたいと言われ、断られたことを伝えると“俺は知事だぞ”と激怒した」などという記載もあった。これに対して斎藤知事は「激怒した認識、記憶はない。当日予約が取れないかお願いしたことは事実」と述べた。知事が贈答品を受け取っている疑いについての自由記述では「あらゆる出張先でお土産を求めていると聞いた」「カニ、カキ、イチゴ、ノリなどを持って帰っていると聞いた」などの記載があった。一方で回答は人づてに聞いたことをもとに書かれているものも多く、県議会の百条委員会は、調査の参考資料として取り扱うことにしている。斎藤知事は「反省して自分の言動を省みていく。ハラスメント研修を改めて受ける機会も作ると思う」と述べた。