萩野公介がパリオリンピックで気になる選手にメダリスト目線で取材。日本体操界の絶対的エース、橋本大輝は史上最年少でオリンピックの金メダルに輝いた。橋本大輝の名が世界にとどろいたのは3年前。19歳で個人総合の金メダルに輝くなど初出場で2冠を達成。レジェンド内村航平もなし得なかった10代での金メダリストになった。その注目はSNSのフォロワー数にも表れていた。しかし、有名になるほど橋本にはある苦しみが。世間の求める自分と本来の自分。このギャップにより体操を楽しむことができなくなってしまったという。更に、けがにも悩まされるなどもがき苦しんだこの3年間。それでも橋本はオリンピックの舞台にこだわり続ける。パリへと突き動かす原動力は鉄棒の着地。それは金メダルを獲得した個人総合、最終種目の鉄棒。高難度の離れ技を次々と成功。弱さが出たというのが1歩だけ前に出た着地。去年はほぼ全ての試合で着地をピタリ。