イランが今月1日に行った大規模なミサイル攻撃に対し、イスラエルが対抗措置を取る構えを見せるなど、中東情勢が混迷の度合いを深め、エネルギーの安定確保が懸念される中で、LNG(液化天然ガス)を巡る国際会議が今週、広島で開かれた。この国際会議には、日本や米国、ヨーロッパの商社やガス会社など、およそ80の団体から200人ほどが集まり、火力発電の燃料や都市ガスの原料として使われるLNGの果たす役割などについて確認した。そして広島宣言がまとめられ、LNGはエネルギー安全保障のために重要な要素であることや、温室効果ガス削減のためには再生可能エネルギーが不可欠であるものの、気候などにより供給が不安定であるため、LNGは今後も重要な役割を担うことなどが確認された。