世界全体のM6以上の地震の2割は日本で起きていて、原因は日本周辺にある4つのプレートで、海側のプレートが陸側のプレートの方に1年に数センチの速さで動いている。プレートの境界付近では海側のプレートが陸側のプレートの下に潜り込み千島海溝などの溝を海底に形作っているが、先端部分が引きずり込まれひずみが蓄積し、限界を超えると戻ろうとして地震が発生する。その時に海底が跳ね上がり津波が起きる。プレートの境界付近では東日本大震災などの数多くの地震が発生し津波を起こしてきた。現在、千島海溝と日本海溝での巨大地震が想定されており、地震が起きたときには東日本大震災を上回る、高さ30m近くの津波が発生する可能性が指摘されている。
さらに、東海から九州沖合までの南海トラフに沿って発生する南海トラフ巨大地震は最も大きな被害を与えると言われており、この地域ではこれまで100~150年周期でM8クラスの巨大地震が発生していた。それに伴い、大きな津波も発生するとみられていて、高知や横浜など日本各地を津波が襲うという。想定される津波の高さは高知県黒潮町で34.4mなど、震源域が陸に近いため津波の到達時間が短いことも特徴で、地域によっては2分で津波が押し寄せるという。津波による死者は東日本大震災の10倍以上のおよそ23万人と推定されている。また、日本経済への影響も深刻で、経済被害は東日本大震災の10倍以上で国家予算の約2倍の約220兆円になるという。今、津波防災は日本全体で考えなくてはならない課題だ。
さらに、東海から九州沖合までの南海トラフに沿って発生する南海トラフ巨大地震は最も大きな被害を与えると言われており、この地域ではこれまで100~150年周期でM8クラスの巨大地震が発生していた。それに伴い、大きな津波も発生するとみられていて、高知や横浜など日本各地を津波が襲うという。想定される津波の高さは高知県黒潮町で34.4mなど、震源域が陸に近いため津波の到達時間が短いことも特徴で、地域によっては2分で津波が押し寄せるという。津波による死者は東日本大震災の10倍以上のおよそ23万人と推定されている。また、日本経済への影響も深刻で、経済被害は東日本大震災の10倍以上で国家予算の約2倍の約220兆円になるという。今、津波防災は日本全体で考えなくてはならない課題だ。