災害への備えに必要な資金を調達するための債券をレジリエンスボンドという。都が発行した「TOKYOレジリエンスボンド」は、「TOKYO強靭化プロジェクト」に関する事業に使途を限定した都債だ。海外市場でユーロ建てで発行し、日本円にして500億円相当を調達した。「TOKYO強靭化プロジェクト」は、豪雨や首都直下地震など想定される大規模災害に備えて、都が重点的に対策を進めている長期プロジェクト。2040年代に目指す災害に強い東京の姿を明らかにし、その実現に向けた事業の全体像を示している。このプロジェクトのなかから、風水害対策に効果のある6つの事業を対象にした。調節池の整備や無電柱化の推進などが含まれている。この債券は、世界で初めて国際認証を取得したレジリエンスボンドとなった。専門家は、外国人投資家にとって、国際都市・東京が災害の多い日本でどう生き残っていくのかは興味の対象である、TOKYOレジリエンスボンドを通して、災害への対応ぶりを日頃から見せておくと、外国人投資家のなかに日本や東京のファンを作ることになる、いざというときにお金を出してもらえる、定常的なファンを作るという意義も大いにあるなどとした。財政委員会では、災害に強いまちづくりの実現を財政面から実現するため議論を重ねていく。
