NEWS検定のコーナー。5日の株安の原因のひとつは円キャリー取引である。日本経済新聞によると、運用額は1業者で数兆円もある。ニッセイ基礎研究所・井出真吾氏。円キャリー取引とは円を借りて取引を行うことである。ヘッジファンドなどが銀行から低金利の日本円を借り、高金利の米ドルに交換して運用していくものである。金利差が大きければ大きいほど利益が上がる仕組みとなっている。最近の円キャリー取引の運用額はロイター通信によると約73兆円にのぼるとと言われている。最近では株の暴落などが続いたため、日本は160億円の差が生じている。井出氏は「歴史的な円安によって押し上げられた。円高が急速に進むとともに日本株が売られた」などとコメントしている。