きょうの為替は。JPモルガン・チェース銀行の棚瀬さんに聞く。ドル円予想レンジ:155.00円~156.00円。注目ポイント:歴史的な円安だが危機的ではない。棚瀬さんは「新興国通貨の下落が大きくなった理由はこれらの国が危機の前に固定相場制を採用していたことが大きい。固定相場制のもとで蓄積された不均衡が一気に是正されたことが通貨の暴落につながったと考えられる。一方で日本は完全変動相場制を採用していますので新興国における通貨危機と同様のマグニチュードの円安が生じる可能性は低い」「4月29日の介入はドル円が160円に達したから行なわれたのではなくて160円に至る動きが過度だったから行ったものと考えられます」などと話した。