外国為替市場では円安が進行し、円相場は一時1ドル=160円に迫る状況になっている。先週末から1ドル=160円台目前をつけている円相場は午前10時現在あと約20銭まで迫っている。今日の円相場は一時約2か月ぶりの1ドル=160円に迫る159円90銭台になった。先週末発表の米国の経済指標が市場の予想を上回り、米国経済の底堅さからドルを買って円を売る動きが続いている。円相場は今月初旬から5円以上下落し、為替介入を警戒する動きも出ている。財務省・神田財務官は現在の円安が過度かどうかについては言及を避けたうえで「為替の水準よりも動き方で判断する」と強調した。