再生可能エネルギーの分野で世界を主導したいとするオーストラリア。脱炭素化で雇用を創出し、将来的には電気やクリーンな電気で作る水素の輸出を目標にかかげている。南オーストラリア州は電力の7割を再生可能エネルギーでまかなうなど国内で最も導入が進む地域だ。天候などに電力が左右されないよう世界最大級を含む6か所の蓄電施設が設置されている。各国の企業もこぞって投資に乗り出している。プロジェクトの数は56。投資の総額は日本円で2兆円近くにのぼる。日本企業も名乗りを上げ。今年6月、イタリアの企業と合同で太陽光発電事業への出資を表明した。