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「写真の顔」 のテレビ露出情報

写真家の桑原史成さん89歳は、その半生のかけて韓国社会の闇を写真に収めてきた。きっかけは今から60年前の日本と韓国の国交正常化。当時、国交正常化に反対する韓国の若者たちの姿を撮影し、その後の民主化運動など現在に至るまでの韓国社会を見つめてきた。桑原さんが撮影した写真は10万枚以上あり、変わりゆく韓国社会を見つめ続けてきた。国交正常化から60年を迎えた今年、桑原さんには訪れたい場所があった。国交正常化に反対する学生によるデモが行われた高麗大学。韓国の若者の姿を納めたいと足を運び、今も強く心に残る写真を撮影した場所で、韓国取材の出発点ともなった。当時、日本との関係改善を推し進めようとするパク・チョンヒ政権に対し、各地で学生によるデモが行われた。しかし、国交正常化への反対だけでなく韓国の軍事政権に対する怒りもあったのではないかと振り返る。急速な経済成長や市民の運動など、激動の時代を生きる人々を記録したいと繰り返し韓国で取材をするようになった。長年の取材を通じて、韓国の写真仲間とも交流を深め、怒りや苦しみまでも映し出すその作品は仲間たちからも高い評価を受けている。桑原さんは今、自らの作品を後世に残す取り組みを行っている。

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