今回は絶賛開催中の「五大浮世絵師展」を会場からお届け。浮世絵五大スター3人目は葛飾北斎。「この1000年で最も偉大な業績を残した100人」の中で日本人で唯一、葛飾北斎が選ばれた。ベルリンから輸入されるように鳴ったベロ藍、これが葛飾北斎の風景画を象徴する色にもなった。冨獄三十六景はあまりの人気により追加で10点出版され合計46作品となった。浮世絵クイズ「冨獄三十六景 神奈川沖浪裏を描いたのは北斎が何歳の時?」正解は「72歳」。北斎の代表作といわれる作品の多くは70歳を過ぎてから生み出された。浮世絵五大スター4人目は歌川広重。旅に憧れる庶民がまだ見ぬ地への想いを募らせ東海道五十三次は大ベストセラーとなった。