撮影2日目はものすごい吹雪。この時期は氷点下10度になることもよくあるらしい。コンビニの駐車場には、開店前から車が何台も止まっていた。仕事に行く途中に立ち寄ったという男性がいた。地元の人にしてみればこの程度の吹雪はよくあるとのこと。朝6時、コンビニは開店時間を迎え、待っていた人たちが店内へ入った。店員さんは雪かきとレジ対応で大忙し。これから仕事で音威子府まで行くという女性がいた。片道4時間位かかるが、仕事自体は30分だという。続いて、サンドイッチや豆乳を購入した男性に話しかけた。男性は自営業でタコ漁師をしており、朝昼晩、1日3回はここに来るという。たくさんのアメを買う男性がいた。経営している美容室(村に1軒しかない)の備品として購入したとのこと。たまたま、この男性に髪を切ってもらっているという女性も店内に居合わせた。さらにこの美容師さんは、店内に居た別の男性とも知り合いだった。初山別に居たらみんな知り合いとのこと。続いて、初山別の診療所の応援のアルバイトのために札幌から来たという医師の男性に声をかけた。北海道北部では各地でこうしたアルバイトがあるのだという。午後4時前、一人の女性に話しかけた。地元出身で現在は一人暮らし、晩御飯のすき焼き鍋の材料を探しているところだった。女性は購入した食材を、ソリに積んで引いて帰った。夕方5時過ぎ、削蹄師をしているという男性がいた。削蹄師とは、牛の爪を切る仕事。ここ2日で150頭の牛の爪を切ったという。午後8時前、昨日アイスの購入を迷っていた女性が来店した。女性は保育園の先生で、店内に居た「同期入村」だという役場の職員の男性を紹介してくれた。その後、保育園で世話をしている園児とそのご家族が来店した。