袴田巌の無罪確定から2週間。今度は38年前、福井市の市営団地で女子中学生が殺害された事件で殺人の罪で服役した59歳男性に対し、再審の扉が開いた。裁判所は有罪の最大のよりどころだった目撃証言について、捜査機関による誘導の疑いがあると指摘。事件当日に男性を見たとされていた人物も番組の取材に対し誘導があり嘘の証言をしたと語った。今回弁護側は287点の証拠の開示を検察に求めた。新たに開示された捜査報告書から歌番組の話が出ていたが事件当日ではないことが判明した。元暴力団組員の知人は今回の再審請求にあたり新証言をしていた。5000円の結婚祝いを渡されたとのこと。それ以前にも警察と一緒に飲みに行ったこともあったとのこと。一昨年再審請求をし弁護団は検察側に証拠開示を求めたが、開示を拒否。しかし裁判所が強く開示を求めた為今回の開示になった。議員連盟は法改正を求める要望書を法務省に今年6月に提出している。再審開始の経緯について解説。前川彰司、元暴力団組員の知人、一審で裁判官を務めた・丹羽日出夫、弁護団の会見のコメント。元暴力団組員の証言、二審・小島裕史裁判長(当時)の判決、名古屋高裁金沢支部、名古屋高検・畑中良彦次席検事、龍谷大学法学部・斎藤司教授、袴田巌の姉のコメント紹介。石川・金沢市、福井市、福井地裁、名古屋高裁金沢支部、浜松市の映像。