アメリカ・トランプ大統領が日本や中国が通貨安を誘導していると批判したことについて、加藤財務大臣は「日本は通貨安政策をとっていない」と強調した。トランプ大統領は3日、日本円と中国の人民元がドルに対して値下がりしていると指摘。さらに、「自国通貨を切り下げ、破壊し続けることはできないと言った」とけん制し、通貨安政策をとった場合は「関税で埋め合わせをする」との考えを示した。これに対し、加藤財務大臣はまた、為替については「「通貨安(に誘導する)対策はとっておりませんし、先般の為替介入を見ていただければ、そのことはご理解いただけるのではないか」とコメント。今年1月のベッセント財務長官との会談でも基本的な考え方をお互いに確認していると明らかにした。