尾河さんのドル円予想レンジは142.00円~144.00円。注目ポイントは「日米財務省会談とドル円相場」。ベッセント長官の発言もありG20をめぐって為替問題が出てくるのではと不安があったが、それが解消されたことで2円くらい一気に円安ドル高が進んだが、市場全体をめぐる不透明感が払拭されたわけではないので、このままドル高円安が進むとは個人的にはみていないとのこと。またきょう加藤財務大臣とベッセント財務長官の会談が行われる見通しだが、為替問題は取り扱われなさそうとみているとのこと。アメリカにとってのリスクを、ドルの信頼低下による米国債売り・ドル安によるインフレの加速、日本政府による米国債の売却と3点あげ、今後のドル円の見通しについて、「足元ドルの信任が回復したとはいえない、目先は円高ドル安傾向が続きやすいと思う、マーケットフレンドリーな話が並ぶ可能性が高いということでそうなればアメリカの景気回復期待から再びドルが緩やかに上昇する流れをみている」などと話した。