今日行われる第2次岸田再改造内閣。大臣の留任が目立つ一方、女性の起用は過去最多に並ぶ形となった。鈴木俊一財務大臣、西村康稔経産大臣、河野太郎デジタル大臣など6人が留任し内閣の骨格は維持する形。目立つの女性の起用。2人から5人となり過去最多タイとなった。外務大臣に内定したのは上川陽子氏。加藤鮎子氏は40代での初入閣となる。また、小児科医でもある自見はなこ氏も初入閣することに。こうした中、選挙対策委員長に内定した小渕優子氏。2014年に関連する政治団体に政治資金規正法違反の疑いが浮上し大臣を辞任している。家宅捜索を前に元秘書がハードディスクにドリルで穴をあけたことも話題になった。その起用を巡っては党内でも賛否両論の模様。次の選挙を見据える一方、次の総裁選を意識したと言われるのが茂木敏充幹事長の留任。来年秋に控える総裁選で岸田総理のライバルとなりうる茂木氏。幹事長に留めることで茂木氏の動きを封じさらに森元総理などの重鎮から将来の総裁候補とも期待される小渕氏を起用し牽制する狙いがあると見られている。一方、内閣を去る人もいる。処理水を汚染水と表現したことなどが問題視された野村哲郎農水大臣。週刊誌でスキャンダルが報じられた木原誠二官房副長官も退任となり、党の役職につく見通し。内閣改造・党役員人事は今日行われる予定。