問題が報じられ以降、SNSで投稿が相次いだのは「私が退職した本当の理由はセクハラだった」という声だった。セクハラ被害をきっかけにアルバイトと退職したという大学生のサクラさん。大学入学直後にはじめた大手チェーン店でのアルバイト。夜、勤務が終わると社員が学生アルバイトたちを車で送っていた。サクラさん1人だったある日、車は見知らぬ建物に入っていった。そこはラブホテルだった。サクラさんは社内の窓口に相談し、顔を合わせずに済むようにしてほしいと対応を求めたが、犯罪行為ではないので異動などの対処はできないと伝えられたという。セクハラの訴えに対してなぜこうした対応がとられるのか?情報を募ると、企業側の事情がみえてきた。第三者がいない状況で発生することが多く真実を見極めるのが難しいなどという声があった。
会社がセクハラを認めない中、退職後も外部機関に被害を訴える人もいる。労働基準監督署にセクハラによる労災が認定された秀美さん。被害を受けたのは2年前、大手生命保険の代理店で働き出して2か月後だった。代理店の社長から初契約のお祝いをすると呼び出され、2人きりの飲食を余儀なくされた。店を出た後、社長の車の中で同意のない性交を強要されたという。秀美さんは当初、仕事を続けるためには黙っているしかないと考えていたが、窓口に相談した。会社の弁護士による調査が行われたが、セクハラと認定できないという結論が出された。秀美さんは行政の無料相談窓口を頼り別の弁護士につながった。警察に被害届を出すとともに、労働基準監督署に労災を申請した。今年1月、被害から2年ちかくたってようやく労災が認められた。セクハラが公的に認定されたことをどう考えいるか会社に取材したが回答は得られなかった。会社に代理店業務を委託している大手生命保険会社は取材に対し、代理店についても一切のハラスメント行為を行うことのないよう求めていく、再発防止策の策定・実施を求めていくとした。
会社がセクハラを認めない中、退職後も外部機関に被害を訴える人もいる。労働基準監督署にセクハラによる労災が認定された秀美さん。被害を受けたのは2年前、大手生命保険の代理店で働き出して2か月後だった。代理店の社長から初契約のお祝いをすると呼び出され、2人きりの飲食を余儀なくされた。店を出た後、社長の車の中で同意のない性交を強要されたという。秀美さんは当初、仕事を続けるためには黙っているしかないと考えていたが、窓口に相談した。会社の弁護士による調査が行われたが、セクハラと認定できないという結論が出された。秀美さんは行政の無料相談窓口を頼り別の弁護士につながった。警察に被害届を出すとともに、労働基準監督署に労災を申請した。今年1月、被害から2年ちかくたってようやく労災が認められた。セクハラが公的に認定されたことをどう考えいるか会社に取材したが回答は得られなかった。会社に代理店業務を委託している大手生命保険会社は取材に対し、代理店についても一切のハラスメント行為を行うことのないよう求めていく、再発防止策の策定・実施を求めていくとした。