小説家の平野啓一郎さんが登場。希望の見えない時代をどう生き抜くかをテーマにしているという。北九州市の男性はなぜ声をことができなかったのか。39歳の男性は、団塊ジュニア世代と呼ばれ、人口の多い世代だ。就職氷河期と言われ、就職できる人は少なかったという。フリーターになる人も多かった。労働力の過剰供給の時代に巻き込まれていった。2000年前半には、勝ち組、負け組と言われた。勝ち負けを自分の問題として感じた世代だ。様々な矛盾の中で頑張ったという。努力したから勝ち、努力していなから負けたという価値観になっていく。打ち明けにくい状況に陥る。自尊心の問題は強いという。負け組だと思われたくないという。39歳の男性は、生活保護を申請していれば苦しまなかったのではないかと国谷さんが言う。たすけてと言えない人々が多くいることがわかってきた。