俳優・橋本環奈（25）に密着。6月、大阪。橋本は朝ドラの収録に励んでいた。朝ドラは半年間で全125話。1話15分の物語をほぼ一日で撮りきらなければならない。撮影は深夜に及ぶこともある。佐野勇斗によると、橋本はFD（フロアディレクター）さんが「疲れて声が出なくなってきた」と言ったとき「うぇーい！頑張ろうぜ」と場を盛り上げていたという。
俳優・橋本環奈（25）に密着。東京。橋本は4時間特番の収録に励んでいた。打ち合わせで唯一気にかけたのは共演者を時間通りに送り出せるか。橋本はいつも過剰なほど気を回していた。そんな橋本だが、親友の山本舞香は「心を許した友達はほんとに少ない」と話す。
俳優・橋本環奈（25）に密着。6月下旬、橋本は朝ドラ前半のヤマ場を迎えようとしていた。橋本は初共演でもすぐにでも打ち解けるタイプ。しかし、仲里依紗とは距離を置いた。橋本はシーンに合わせ、演じている役ならばどんな言葉をかけるだろうかと考え、演出に思いを伝えていた。橋本は仲と距離を置いていた理由について、「しゃべらないのはあえて。（役柄上）ちょっとまだ距離感が。もともと大好きなんです、仲里依紗さんが。今日も話しかけたいな、近くにいるしと思ったけど」などと話した。一方の仲も橋本の考えを理解していた。
俳優・橋本環奈（25）に密着。福岡・糸島。橋本は人生初となる海への飛び込みシーンを控えていた。泳ぎは苦手で、いつになく表情は暗い。そんな橋本が一緒に海に入ってほしいとお願いしたのがマネージャーの和智さん。橋本と同居し、衣食住をともにしてきた。和智さんは橋本について「セリフの相手をしたりとか1回もない。一緒に住んでても台本を読んでる姿を見たことがない。すごい努力家なんだと思うんですけど見せない」などと話した。
俳優・橋本環奈（25）に密着。1999年、橋本は公務員の両親の下、3人兄弟の末っ子として生まれた。幼い頃から活発で目立つことが好きだった橋本。自分の意志で芸能事務所に入ったのは8歳のとき。11歳で是枝裕和監督の映画「奇跡」に主人公の友人役で出演。是枝監督は当時の橋本について「面白い子だった、最初から。大人に物怖じせず、冗談を言って場を和ませて。生命力が強い」などと話した。14歳のとき、ファンが撮影した一枚の写真が橋本の人生を一変させた。「1000年に1人の逸材」というフレーズとともにSNSで拡散されると、瞬く間にその名が知れ渡った。嬉しい一方で、想像を超える周囲の熱狂に橋本は戸惑った。夢に近づくほど増えていく心無い中傷。それでも、友人や家族に支えられ、俳優を目指すと決断した。
俳優・橋本環奈（25）に密着。9月下旬、ドラマの撮影は折り返しを迎えていた。橋本はこの日を境に長期間現場を離れることになっていた。ドラマの合間を縫って映画を2本撮影する。映画の撮影現場で橋本は共に演じてきた仲間たちのことを気遣っていた。ドラマの現場に戻ると、スタッフらがサプライズで出迎えた。