中国の2023年の出生数は900万人を割り込み、前年比1割超減るとの予測が出ている。年初にゼロコロナ政策が終わったものの、若者の就職難など将来不安が根強いため。中国メディアによると、北京大学医学部の主任は中国の新生児は過去5年で4割減り、2023年は700万人以上で多くて800万人超との見方を示した。あるシンクタンクの専門家は、850万人前後と予想する。2022年は956万人で初めて1000万人の大台を割り込んだ。政府が全ての夫婦に二人目の出産を容認した2016年を直近のピークに5割減っている。専門家の予測通り2023年も減少すれば3年連続となり、1949年の建国以来の最少を更新する。(日経電子版)