米中首脳会談の冒頭で習主席は「大国の対立は良くない」と非常に丁寧に話しかけた。台湾問題や輸出規制の問題については従来どおり強行な姿勢を貫いたが、それ以外では融和をアピールした形。背景には来年に控える台湾総統選挙やアメリカ大統領選挙がある。対中強硬論が高まることが予想される中、不安定要素を少しでも取り除きたい思惑がある。中国側は今後も対立のエスカレートを防ぐべく大国外交の成功をアピールしていくとみられる。
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