5期目に入ったロシアのプーチン大統領は、最初の外国訪問先として中国を公式訪問。昨日、首都・北京で習近平国家主席と首脳会談を行った。共同声明では、ロシア側は“ウクライナ危機の政治的外交的な解決において建設的な役割を果たそうとする中国の用意を歓迎する”としている。また、ロシアと中国による合同軍事演習の規模を拡大させることなど軍事的な協力を深めることも盛り込まれている。ロシアの国営メディアは、非公式の会談は4時間以上行われたとしていて、ウクライナや東アジア情勢などを巡って対立する欧米側を睨み、両国の関係強化をアピールしている。中国の外交政策に詳しい中国人民大学・王教授は「中露関係は「独立自主」だ。ロシアが中国に接近しているのは西側諸国の制裁でみずから招いたことだ」と指摘している。