- 出演者
- 神子田章博 檜山靖洋 井上二郎 今井翔馬 赤木野々花 近藤奈央 是永千恵 伊原弘将
オープニング映像と挨拶。
民法などの改正案は昨日の参議院法務委員会で、質疑に続いて採決が行われ自民党や立憲民主党などの賛成多数で可決された。共産党は反対した。改正案は離婚後に父と母のどちらか一方が子どもの親権を持つ、今の「単独親権」に加え、父と母双方に親権を認める「共同親権」を導入するとしている。父母の協議によって共同親権か単独親権かを決め、合意できない場合は家庭裁判所が判断し、DV(ドメスティックバイオレンス)や子どもへの虐待があると認めた場合には単独親権となる。改正案の付則には、共同親権を選ぶ際に父母双方の真意によるものか確認する措置を検討することなどが盛り込まれている。また法律が施行された後も、必要に応じて制度の見直しの検討などを求めるとした付帯決議も可決された。
参議院では主に衆議院に取り残されていた課題が議論となった。例えば、父母の合意なしに家庭裁判所の判断で共同親権にならないか、家庭裁判所がDVや虐待のおそれを見抜けるかなど。しかし、質問者が納得できる解決策が示されたかというとそうとは言えない状況だった。離婚後も子供の利益のために協力することが法案に盛り込まれたのは意義があるという受け止めもある。ただ、審議の中で度々議論が生煮えだという指摘も聞かれ、残された課題が少なくないと思われる。改正案はきょう成立する見通し。今後、国はいかに関係者の不安に寄り添いながら制度を運用できるかということが求められる。また、2026年までに制度が開始することになる。DVなどへの不安解消はもちろんだが、運用面で大きな役割を担う家庭裁判所の体制強化が強くなる意見も強くある。それと同時に子供へのフォローや支援のあり方を検討することも不可欠。附帯決議に盛り込まれた通り、実態に合わなければ制度の見直しの検討も求められる。
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- ドメスティック・バイオレンス
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が一時値上がりし、史上初めて4万ドルを超えた。利下げに対する期待、生成AIの将来性が大きな要因といえそう。15日に発表された消費者物価指数は伸びが鈍化し、重くのしかかっていたインフレへの懸念が和らいだ。FRB(連邦準備制度理事会)が利下げを思ったより早く始めるのではとの観測が広がったことが、株価上昇の要因。生成AIの心臓部にあたる半導体を作るメーカーなどに買い注文が集まった。今後、注目すべきは米国のインフレが本当に収束に向かうか。インフレのしつこさを示すものが出てくれば株価は下落する可能性がある。米国経済を壊すこと無くインフレを収束させられるかどうか、当面はFRBの利下げがいつ始まるのかとの見通しが株価を左右することになりそうだ。
5期目に入ったロシアのプーチン大統領は、最初の外国訪問先として中国を公式訪問。昨日、首都・北京で習近平国家主席と首脳会談を行った。共同声明では、ロシア側は“ウクライナ危機の政治的外交的な解決において建設的な役割を果たそうとする中国の用意を歓迎する”としている。また、ロシアと中国による合同軍事演習の規模を拡大させることなど軍事的な協力を深めることも盛り込まれている。ロシアの国営メディアは、非公式の会談は4時間以上行われたとしていて、ウクライナや東アジア情勢などを巡って対立する欧米側を睨み、両国の関係強化をアピールしている。中国の外交政策に詳しい中国人民大学・王教授は「中露関係は「独立自主」だ。ロシアが中国に接近しているのは西側諸国の制裁でみずから招いたことだ」と指摘している。
“手作りの味”漬物が、岐路に立たされている。高知市の日曜市について。人気商品の一つが地元のお年寄りが自宅で手作りした漬物。こうした小規模な店や個人の手作りの味が危機を迎えている。理由は食品衛生法の改正。食中毒を防ぐため漬物製造業などの営業にも、新たに保健所の許可が必要になった。来月から換気や手洗い場など衛生管理に必要な設備の基準を満たさなければ営業できない。手作りの「古漬け」を販売する農家の男性を紹介。法改正に伴う経済的負担から先月までは廃業も検討していた。客からの「続けてほしい」という声で継続を決断した。今は月末までに保健所の許可を得る為、換気や水回りの設備の工事を急ピッチで進めている。改修にかかる費用は約220万円。補助金を活用しても自己負担は100万円以上。
こうした中、担い手の育成に動き出した自治体もある。秋田特産の「いぶりがっこ」について。秋田・横手市のアンケートでも法改正や高齢化を理由に、個人で漬物を製造販売する市内の187人のうち87人が来月以降“販売を辞める”と答えた。秋田県横手市は先月、農業研修の「いぶりがっこ」コースをスタートさせた。
いぶりがっこがスタジオに登場。井上二郎は「漬物って安心するんですよね。味だけじゃなく地域のつながりを作り出すものだと聞いたことがある。地元の味わいを守ることが、豊かな地域を守っていく礎になると実感した」とコメント。
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SusHi Tech Tokyo2024の有明アリーナの会場で、未来の都市モデルを発進するイベントで2050年の東京を体験できる。
学校に医師を招いて行われる健康診断。しかし不登校児が受診できないことが課題となっている。
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北九州市でくらす大学院生・三枝まりは小学3年から中学3年まで不登校だったため、その間一度も健康診断を受けることができなかった。成人してから腰の痛みを感じ受診したところ、背骨が曲がる側弯症と診断された。成長期に見つかっていればコルセットで治療できる病気だった。
“登校の子どもたちにも健康診断を受けさせたい”と横浜市では先月、NPOの署名活動が行われた。健康診断には内科、眼科、耳鼻科、歯科と多岐にわたり、学校で受けられない場合はそれぞれ別の医療機関を受診する必要があり、医療保険の対象外となるため費用も高額になる。NPOフリースペースたんぽぽ・一之瀬百樹理事は「早いうちに病気が発見されれば早く手を打つことにより健康に生きることができる。学校に行けないなら学校の外で健康診断を保障すべき」と話す。大阪・吹田市では3年前から小中学生が学校外で健康診断を受ける際の費用を全額補助する制度を設けた。同じ学校の生徒に会うのが怖いと感じる場合は、学校医だけでなく離れた学区の学校医を受診することもできる。予算は年間50万円余りで、昨年度は未受診者の2割に当たる157人が受診した。吹田市教育委員会・伊東昌宏参事は「いろいろな課題を抱える児童が増える中、健康診断を無料で受ける機会は重要な取り組みであると思う」としている。
署名活動が行われた横浜市は今後は他の自治体の実施例などを調査するとしている。川崎市、相模原市なども取材したが、そもそも調査すら行われてこなかった。吹田市のように学校外で健康診断を受けられる仕組みが必要。また家から出ることすら難しい子もいるため、どのように健康を守るかも大きな課題。
ホンダは2040年に販売する車両は全てEVと燃料電池車にすると表明し、EVの生産拡大電動化や自動運転のソフトウェア開発に2030年までで10兆円を投資するとしている。2026年からは新たなシリーズを展開し、2030年までに全世界で7モデルを展開するとしている。北米・欧州での普及は踊り場に差し掛かっているとの指摘もあるが、三部敏宏社長は長期的な視点で見れば着実に進んでいくと確信していると言及している。
日本生命は米AIG傘下のコアブリッジ・ファイナンシャルの株式を5900億円かけて20%取得することで合意している。コアブリッジは個人年金に強みを持つ生命保険会社で、年間基礎利益が約900億円増加するとみられている。人口減少で国内市場が縮小する中での戦略となっている。
政治資金規正法の改正を巡り、自民党はきょう、単独で国会に法案を単独で提出する方針。法案では“連座制”を導入するため収支報告書の確認を議員に義務づけ、会計責任者が処罰された場合に確認が不十分であれば公民権停止の対象にするとしている。公明党と折り合えなかったパーティー券の購入者を公開する基準額は20万円超から10万円超に引き下げるとしている。これに対し立憲民主党・安住国対委員長は「自民党案は不十分な案」と述べた。立憲民主党は議員本人に収支報告書の記載や提出を義務づけ、不記載などがあった場合は公民権停止の対象となる連座制の導入に加え、政策活動費の見直しなどを盛り込んだ法案を検討しており、週明けに国民民主党と共同で提出する方向で調整している。日本維新の会も来週独自の法案を提出する方針。来週半ば以降には法案の審議や与野党の協議も始まる見通しで、来月23日の国会会期末をにらみ政治改革の議論が本格化している。
気象情報を伝えた。北日本は雷雨に注意、関東から西はカラリと晴れる。
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パラ陸上 世界選手権が今日から神戸で行われる。走り幅跳び 視覚障害のクラスの石山大輝選手は去年の世界選手権は初出場ながら4位入賞と存在感を示している。網膜色素変性症のために踏切板もほとんど見えない状況だといい、それでも結果を残せる背景には三段跳びのタイミングの取り方を活用していることがあるという。走り幅跳びは三段跳びと違い踏み切るタイミングでの力のかかりが重いことからかつては苦戦していたが、筋力強化で踏切に耐えられるように体を鍛え、3kgほど体重も増えたという。石山選手は「楽しんで”パリの空を飛んでいければ”」と話している。
為替と株の値動きを伝えた。