“手作りの味”漬物が、岐路に立たされている。高知市の日曜市について。人気商品の一つが地元のお年寄りが自宅で手作りした漬物。こうした小規模な店や個人の手作りの味が危機を迎えている。理由は食品衛生法の改正。食中毒を防ぐため漬物製造業などの営業にも、新たに保健所の許可が必要になった。来月から換気や手洗い場など衛生管理に必要な設備の基準を満たさなければ営業できない。手作りの「古漬け」を販売する農家の男性を紹介。法改正に伴う経済的負担から先月までは廃業も検討していた。客からの「続けてほしい」という声で継続を決断した。今は月末までに保健所の許可を得る為、換気や水回りの設備の工事を急ピッチで進めている。改修にかかる費用は約220万円。補助金を活用しても自己負担は100万円以上。
こうした中、担い手の育成に動き出した自治体もある。秋田特産の「いぶりがっこ」について。秋田・横手市のアンケートでも法改正や高齢化を理由に、個人で漬物を製造販売する市内の187人のうち87人が来月以降“販売を辞める”と答えた。秋田県横手市は先月、農業研修の「いぶりがっこ」コースをスタートさせた。
こうした中、担い手の育成に動き出した自治体もある。秋田特産の「いぶりがっこ」について。秋田・横手市のアンケートでも法改正や高齢化を理由に、個人で漬物を製造販売する市内の187人のうち87人が来月以降“販売を辞める”と答えた。秋田県横手市は先月、農業研修の「いぶりがっこ」コースをスタートさせた。