中国軍は今朝、台湾を取り囲む軍事演習を始めると明らかにした。中国軍は今回の演習について「台湾の独立勢力に対する強力な威嚇」と強調。台湾・頼清徳総統が10日、「中国に台湾を代表する権利はない」などと述べた演説への反発とみられ、中国側は「頼総統を戦争を引き起こす者」と強く批判。中国の軍事専門家は演習の新たな特徴として「夜間、未明に始まった全天候型でいつでも実戦に転換できる」と説明。さらに軍に加えて4つの海警の船が台湾を取り囲むようにパトロールしコントロール下に置いたと話した。一方、台湾側は「不合理で挑発的な行為に強い非難を表明する」とコメントし部隊を派遣して対応すると発表した。中国軍は演習をいつまで続けるのか今のところ明らかにしていない。今後、圧力がどこまで強まるのかも焦点。