米国・バイデン大統領は28日、トランプ次期大統領が表明した「メキシコとカナダからの輸入品に関税をかける」方針について、「両国との関係を台無しにしかねない」として考え直すよう求めた。トランプ次期大統領は、「メキシコとカナダから不法移民や合成麻薬などが流入している」と主張、中国に対しても、「合成麻薬が流入していることへの対抗措置」として、中国からの輸入品に10%の追加関税を課すと表明している。これに対して中国商務省の報道官は、「貿易相手国の関税を引き上げても、アメリカ自身の問題を解決することはできない」と延べ、「一方的な関税の引き上げだ」として反対する立場を強調した。