来年開催される大阪関西万博だが、膨らみ続けているのが予算。新たに増額されることが分かったのは国が負担する会場の警備費用55億円。万博担当大臣は、やむをえないと話している。急ピッチで進められている大阪関西万博の会場建設。会場のシンボルとなる大屋根リングは、2kmの円周を支える木組みがつながり試験的に行われたライトアップでは幻想的な光が浮かび上がった。先月末にはシンガポールのパビリオンの外観が報道公開されるなど来年春の開幕に向けPRが続いていたが、3日、伊東万博担当大臣が明らかにしたのは費用の増額。国が負担する会場の警備費用が当初の試算199億円から55億円増え、約255億円になると発表した。この他、参加国が自国で建設するタイプのパビリオンの出展が減り、空いたスペースの警備を日本側で行うことになったことも一因だと説明。PR活動などに使う機運醸成費用についても当初の40億から約29億円増額すると明らかにした。費用増額は、やむをえないと話すが果たして理解は得られるのだろうか。