昨日まで開催されていた日本三大祭りの一つとされる大阪天神祭。疫病退散を祈って平安時代に始まったとされ1000年以上の歴史を誇る。さらに今年は商店会が主催する名物、ギャルみこしが4年ぶりに復活。夜にはおよそ3000発の奉納花火が夜空を彩った。2日間で延べ127万人が参加。しかし、運営側は大きな課題を抱えていた。今年の天神祭では主催者が雇った警備員だけで合計1000人。こうした問題は日本中で顕在化。全国で22の花火大会が中止されたほか縮小された大会もあった。主な理由が警備費を含む人件費や準備にかかるさまざまな費用の高騰化だとみられている。これに対し、人件費の高騰に対応する動きも活発。帝国データバンクの調査では今年、国内で開催される主要な106の花火大会のうちおよそ7割に当たる79大会が観覧エリアに有料席を導入した。