備蓄米の放出後もコメの価格は上がり続けており、3月24日から30日までのスーパーでの平均価格は5kgあたり4206円と最高値を更新し続けている。備蓄米の入札は1回目が約14万トン、2回目が約7万トンと計21万トンが全て落札されている。当初江藤農水大臣は、3月の半ばに引渡しを開始、1週間程度で卸に売渡しを始め、店頭に備蓄米が並ぶのは3月下旬頃になる見通しだとしていた。都内のスーパーを調べてみると10店舗目で2種類の備蓄米を含むコメが売られており、一般的なものより1000円ほど安い約3700円だった。また長野県内の精米工場にはおととい初めて備蓄米が運び込まれた。JA全農長野に配分された備蓄米は7000トン余りで、約1000トンが一般販売される。卸売業者によると明日からスーパーの店頭に並び、5kg3000円~3500円ほどで販売されるという。きのう江藤農水大臣は、1回目の入札の備蓄米が店頭に並び始めるのは基本的には4月10日くらい、2回目は大体4月の末日くらいに店頭に出始めると語っている。ただ中小の小売店には流通していない状況で、輸入米を扱うところも出てきているという。