米国・ワシントンで開かれたNATO（北大西洋条約機構）の首脳会議は、岸田総理大臣もパートナー国として出席し、ウクライナへの支援継続などを確認した。門脇記者の報告。岸田総理は首脳会議で「ウクライナ支援と対ロシア制裁を強力に推進するとの日本の立場は変わらない」と強調した。さらにロシアと北朝鮮の軍事協力は「深刻に憂慮すべきもの」と述べる一方、中国を念頭に「力による一方的な現状変更の試みは認められない」と強調し、安全保障面での連携強化を訴えた。岸田総理は、NATO・ストルテンベルグ事務総長と機密情報の専用通信回線の設置などで合意した。NATO首脳会議はまもなく閉幕し、米国・バイデン大統領が成果を発表するが、自身の健康問題を払拭できるかにも注目が集まる。
URL： http://www.nato.int/