NBCニュースによるとトランプ政権はウクライナとロシアの和平交渉を巡り、新たな停戦案を提案しているという。和平実現後の再侵攻を警戒してウクライナはNATOに加盟することが安全保障になると主張する中、ロシアが停戦合意後に再侵攻した場合にウクライナがNATOへ自動で加盟可能とする案だという。しかし、専門家の東野篤子氏は停戦合意が行われてもロシアがこれを守ることは期待できないと懸念を示している。2014年にはロシアがクリミア半島を一方的に併合すると、2015年にはウクライナ・ロシアとドイツ・フランスが参加したミンスク合意によってウクライナ東部での戦闘停止が行われたが、BBCによると停戦協議中も親ロシア派による攻撃は続いた事実があるという。クレバ元外相も2014-22年の停戦合意はすべてがロシアにより破られたと訴えている。また、東野氏によると停戦合意後のロシアの再侵攻をめぐる定義がNATO内で割れることも懸念材料であり、ハンガリーなどがウクライナのNATO入りに難色を示す中、もしウクライナへの小規模な攻撃が起きてもハンガリーなどは再侵攻ではないと説明する可能性があるという。
問題「NATOに加盟するための条件は?」青:EUへの加盟 赤:加盟国の全会一致 緑:アメリカの推薦から選択。
問題「NATOに加盟するための条件は?」青:EUへの加盟 赤:加盟国の全会一致 緑:アメリカの推薦から選択。
URL: http://www.nato.int/