アメリカとウクライナの首脳会談が物別れに終わったことを受けて、関係修復を促す動きが出ている。NATO(北大西洋条約機構)・ルッテ事務総長は1日、「ウクライナ・ゼレンスキー大統領と連絡をとり、米国人や米国大統領との関係をどう再構築するか、考えなければならないと伝えた」と話し、アメリカ・トランプ大統領と再び一緒に解決する方法を見つけてほしいと強調した。ポーランド・ドゥダ大統領は「戦争を終わらせることができるのはアメリカだ」とし、「ゼレンスキー大統領は交渉のテーブルに戻るべき」と訴えている。イギリスメディアによるとイギリス・スターマー首相は会談決裂後に、両者とそれぞれ電話会談していて、仲裁を試みた可能性がある。ゼレンスキー大統領は1日、SNSにアメリカへの感謝の言葉とともに「トランプ大統領の支援は不可欠だ」と書き込んでいた。2日には、ゼレンスキー大統領も出席してヨーロッパの首脳らによる会議が開かれ、ウクライナの和平に向けた取り組みなどについて話し合われる予定。
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