アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領は圧倒的な軍事力を背景に、力による支配を全面的に押し出し強硬な姿勢をエスカレートさせている。トランプ大統領は西半球をアメリカの勢力圏とみなす「ドンロー主義」を掲げ、グリーンランド領有に意欲を示している。領有に反対する欧州8か国に追加関税を課すと表明する一方、トランプ氏は19日、NBCのインタビューで軍事侵攻の可能性を問われ「ノーコメント」と回答するなど、軍事力行使も排除していない。NATO同盟国に軍事行動をちらつかせ領土割譲を迫るという前代未聞の事態となっている。中露の脅威を理由に領有を主張するトランプ氏だが、本来の狙いはレアアースなどの確保とみられている。EUが報復関税を検討するなどアメリカとヨーロッパの分断を招くトランプ氏の行動は、中国とロシアを利するだけとの指摘も出ている。
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