ことしのノーベル平和賞に日本被団協が選ばれたことについて、米国・バイデン大統領が声明を発表し“核兵器が二度と使用されることがないようにするための歴史的な活動が評価されノーベル平和賞に選ばれたことを、米国を代表して心からお祝いする”と祝意を示した。声明では“日本被団協のメンバーは核兵器がもたらす壊滅的な被害を人類が耳を傾けるべき話として伝える役割を何十年にもわたって果たしてきた。核兵器が二度と使用されることがないようにするための歴史的な活動が評価されノーベル平和賞に選ばれたことを米国を代表して心からお祝いする”としている。そのうえで去年5月の広島訪問に触れ“被爆者の方とお会いした際に強く感じたように、私たちは世界から核兵器を最終的かつ永久に廃絶する日を目指し前進を続けなければならない”と訴えている。バイデン大統領は、広島を訪問した際にも原爆資料館の芳名録に同様の内容を記帳している。バイデン大統領は今回の声明で“米国は核の脅威を減らしていくために前提条件なしにロシア、中国、北朝鮮と協議を行う用意がある”としているが、世界では核兵器の脅威が高まっていて道筋は険しいまま。