昆布が値上がり、おせち料理も値上がっている。年越しそばにも影響。「だし」が高騰している。京都の久御山町では次々におせち料理が作られていく。昆布巻きはよろこぶとして縁起物だ。年越しそばも縁起物だ。調布市の深大寺そば 一休庵では、つゆの出汁に北海道・利尻産の昆布を使用。今月に入り、昆布の仕入れ値が5割以上値上がり。年越しそばは値上げせずに提供する予定だが、それ以降は価格維持は難しいという。年が開けたら徐々に上げていくとのこと。豊洲市場の昆布の卸売価格は去年11月時点で1kgあたり3723円だったが、今年は5187円と4割近く上昇している。去年、北海道全体で過去最低の水揚げとなり、業者も在庫がなくなっているという。急激な昆布不足の原因は海水温の上昇による海底の「磯焼け」という現象にある。北海道大学・四ツ倉典滋教授は「ウニの食欲が旺盛になって昆布が食べられてしまう。今世紀末には北海道から昆布がなくなってしまうのではないか」と指摘した。今、技術で昆布を守る取り組みが動き出している。漁業組合や昆布メーカーなどが水温が高くても育つ「養殖昆布」の研究を進めている。
