坪木さんが注目する点は、全国に広がる梅雨末期の大雨。後半になりだんだん気温が上がってくると大雨になりやすいという。通常梅雨前線は北上すると消えていくが、最近は北上しても梅雨前線が活発な状態のままになっているため、東北地方北部で大雨が発生したりするという。地球温暖化に伴い、水蒸気が沢山流れ込むようになったからだという。7月15日の水蒸気量分布をみると、フィリピン周辺は水蒸気溜まりになっていて、東シナ海、朝鮮半島、日本海、さらに東北地方まで色の赤い部分が繋がっていた。大気の川が上陸した付近に線状降水帯ができるという。大気の川は水蒸気の流れで、アマゾン川の2本~3本分くらいの水の量で、僅か一部が落ちただけでも線状降水帯ができて大雨になるという。そうなった場合は、最新の気象情報で適切に避難が必要。防災レベルで大事なのはレベル3と4。警戒レベル4までに必ず避難をしないと命を守れないという。気象庁が発表する警戒レベルは、テレビやラジオ以外でもメールやアプリでの通知サービスもある。