専門家の千葉先生の元進めてきたウナギプロジェクト。そもそもは絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの数を増やせないかという思いから始まった。自然に近い環境で性成熟が進むまでウナギを育てて河川に放流、ウナギが海へ下れば絶滅から救う道筋が見えるのではないかと考えた。最初の関門はメスが育つか、ウナギは成長する過程で性が決まり、養殖ウナギは99%以上がオスになってしまうという。里でウナギを育て性別調査を続けると、里のウナギは天然環境と同じく半分の割合でメスが誕生することが分かった。2つ目の関門は強いウナギになるのかもクリア。ウナギは性成熟がすすむと体の色が銀色に変化し海に向かう準備ができるという。今年でプロジェクト5年目、ついに性成熟が進んだ銀化したオスウナギが出る可能性があるという。
住所: 岩手県大船渡市三陸町越喜来字烏頭160-4
URL: http://www.kitasato-u.ac.jp/
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