福井市にある中央卸売市場では毎年この時期に日頃取り扱っている魚介類に感謝し供養しようと法要が行われており、今年は市場の職員や卸売業者など約50人が出席した。はじめに福井魚商協同組合の小林理事長が「中国による輸入規制などで水産業界は厳しい状況にありますが、海の幸に感謝して安全な魚を届けていきたい」と挨拶した。そしてお経が上げられ、出席者一人一人が焼香し、手を合わせながら魚介類に感謝した。市は北陸新幹線の県内開業を機に福井の海産物のアピールを強化することにしている。日本海の冬の味覚・ズワイガニの漁は来月6日に解禁され、中央卸売市場では7日からセリが始まる予定。