ある患者は10年以上前に精神症状が悪化したことで住んでいたアパートに火を付けて逮捕されたが、善悪の判断ができない心神耗弱だったと認められ「医療観察制度」によって入院治療を優先する形となった。その後は投薬治療や被害者のことを考える内省を行った。この患者は当時について「人に必要とされていない そういう気持ちがとても強かった」と当時を振り返っている。医師やスタッフが手を差し伸べて社会復帰をサポートし、6年前に裁判所から退院が許可されると月に1回の通院を続けながら就労を目指している。
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