連合の傘下で組合員が最も多い労働組合UAゼンセンはきのう、定期昇給分を合わせて6%を基準とした賃上げを求める方針を明らかにした。この数字は先月連合が掲げた目標を5%以上上回る水準になっていて、持続的な賃上げの流れを加速させたい考え。非正規雇用で働く人については、時給の引き上げ額として70円を目安にさらなる上積みを求める。経団連・十倉会長は、非正規雇用についてひとつの項目を設けて議論しようと思っているとした。日銀・植田総裁は、来年の賃上げがそこそこのものになる可能性は少し前に比べると高まっていると述べ、2%の物価目標について見通し実現の確度が少しずつ高まってきているとした。